『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』は下ネタだらけ
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)』読んだ。
あらすじ
青少年を健全に育成するための法律「公序良俗健全育成法」により、アダルトビデオやエロ本の禁止どころか、適切な性教育すらも行われなくなった世界のお話。
その健全すぎる世界へ一石を投じる下ネタテロリスト『SOX』と、今以上の風紀優良化を進めるPTA会長との戦いを書いた作品。
感想
個人的に下ネタ好きじゃないけど、面白いと感じた。
物語とは、抽象化すると『何かを失い、それを取り戻すこと』であると言われる。
さすがに、『下ネタを失い、それを取り戻すこと』をストーリーするという発想はなかった。
まさにライトノベル的ライトノベル。
エンターテイメント小説としては、合格点以上。
表紙絵は挑戦的すぎる。パンツかぶった全裸の少女に、下ネタな吹き出し。絵は可愛くていい。
後半の生徒会長の性格が引くレベル。救いようがない。表紙の次のページの絵、口絵でネタバレ?
『雪原の青』の名前の由来ってなに? 読み飛ばした?
- 作者: 赤城大空,霜月えいと
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/07/18
- メディア: 文庫
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