2012-01-01から1年間の記事一覧
『ドナービジネス (新潮文庫)』読んだ。 臓器や胎児、卵子売買それにまつわるビジネスなどドナービジネス関係のダークな部分に書かれた1冊。 これは酷い。ダメ。駄作。 低俗な新聞の性告白系記事のテーマをドナービジネスにしただけ。ノンフィクションになっ…
『人はいかに学ぶか―日常的認知の世界』を読んだ。 サルの仲間は学習する動物クジラは水中生活に便利なように体型が進化し、ライオンは獲物をとらえるために敏捷で鋭い牙や爪を備えている。ある特定の環境で種族を維持していくために特化している。しかし、…
『反論の技術―その意義と訓練方法』を読んだ。 反論の2つの型(アリストテレスによる) 1. アンティシュロギスモス (相手の主張と反対の主張を論証すること) 2. エンスタシス (相手の主張を支える論証を切り崩すこと) アンティシュロギスモスは「主張」型反論 …
『ザ・ディベート―自己責任時代の思考・表現技術 (ちくま新書)』を読んだ ディベートのメリット 相手の立場に立つ事で思わぬ思念が開け議論が深まる ディベートは交渉力養成の手段として不可欠 ディベートをやらないと、 「自分の立場からしかものを見ず、自…
『頭を鍛えるディベート入門 (ブルーバックス)』を読んだ。 ディベート(debate) 本書でのディベートの定義一つの論題に対し、2 チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、自分たちの議論の優位性を聞き手に理解してもらうことを意図したうえで…
現代ディベートの基本は「トゥールミンロジック」 三段論法(形式論理)では不十分 p→q、q→r、p→r のような論理 実社会における論理工作の手段としては適さないため 「トゥールミンロジック」の三角ロジック→データ、ワラント、クレームの3つ 1. D論理 (デー…
日本人は論理的思考が苦手である。 それは日本の本音と建前の文化が原因である。 有名な話であるが、日本人が会話をスムーズにするための「すみません」はアメリカ人には自分の非を認めることであるし、謙遜で使う「つまらないものですが」は、不良品なもの…