読書

『優>良>可>不可』で本を評価してます。

TOEIC点数:600
gttkoのTotalとgttkoのReadingとgttkoのListening

ニセ科学と数奇にして模型の意外な共通点

『数奇にして模型』読んだ。 あらすじ 鍵のかかった密室に首なしの女性(筒見明日香)の死体が一つと、気絶した男(寺林高司)が一人。 状況から見て寺林が怪しいがその男はその女性を殺していないし、密室内に筒見の頭はない。 謎だらけである。また、ほぼ同時…

高度に発達したモテる心理学は魔法と見分けがつかない

『女性にモテる7つの恋愛心理学』読んだ。 目次 第1章:人を操るのは簡単!? 心理テクニックの効果 第2章:時代遅れのテクニックでは女性を落とせない! 第3章:女性の心を操れ! 本当に使える7つのテクニック 恋愛テク1:過大評価の材料をまく~ハロー…

就職する前に知っておくべきヴァギナのこと

『ヴァギナ 女性器の文化史』読んだ。 目次 世界の起源―ヴァギナの民族文化史 性に関する言葉の歴史―ヴァギナの言語学 ヴァギナの動物学・昆虫学 イヴの秘密―ヴァギナの解剖学史 愛の液の世界 匂える園 オーガズムの働き 感想 (個人的に本屋で買うのが恥ずか…

これ以上何を失えば『世界短編傑作集 3』は許されるの

『世界短編傑作集 3』読んだ。 以下の10編が集録された短編推理小説の傑作集の第三弾 ウイン「キプロスの蜂」 ワイルド「堕天使の冒険」 ジェプスン&ユーステス「茶の葉」 バークリー「偶然の審判」 ノックス「密室の行者」 ロバーツ「イギリス製濾過器」 …

YOU!心理学しちゃいなYO!

『実験心理学-なぜ心理学者は人の心がわかるのか?-』読んだ。 感想 心理学楽しい。お金にはならなさそうだけど、趣味で勉強するには最高に楽しい。 メモ 恋人選び 男性は、女性を出産可能性(若さと健康)を重視→身体的生物学的サイン。 女性は、男性を父親…

『自分の中に毒を持て』が好きな人に悪い人はいない

『自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか』読んだ。 感想 岡本太郎は生きることに本気だった。一般的な日本人は他人の非難を恐れ自分の信念を貫かない、そういう日本人の日本人的生き方を嫌っていることが感じ取れた。 彼はエネルギーがあり…

リア充には絶対に理解できない落語のこと

『らくごDE枝雀』読んだ。 感想 対談を文字起こししてあるが、関西弁だから読みづらい。 メモ 笑いの極意 変 他人のちょっとした困り 緊張の緩和 他人の忌み嫌うこと、エロがかったこと これらはすべて「緊張の緩和」が根本。「緊張と緩和」を、できるだけ大…

「オノマトペ力」を鍛える

『オノマトペがあるから日本語は楽しい』読んだ。 感想 文章に寒いギャグが多い。 オノマトペに関してもっと深い情報が欲しかった。 ゴルゴ13がライターに火をつけるときのオノマトペ「シュボッ」に関して深く掘り下げすぎ。何巻に出てきたとかどうでもいい…

頭がいい人はなぜメンタルが強いか

『「頭がいい人」のメンタルはなぜ強いのか』読んだ。 感想 タイトルの「頭がいい人はなぜメンタルが強いか」に関して、答えが書かれていない。 自己啓発書にありがちな、後付けで「頭がいい人」って付け足した感。 単純にメンタルに関する本として出したほ…

漫才をより面白く見るには漫才の基本を知っていた方が良いかも『漫才入門』

『漫才入門』読んだ。 感想 漫才師養成学校の専門学校東京アナウンス学院・芸能バラエティ科の授業を文字起こししたもの。 基本的なセオリー通りの漫才の作り方を教えている本。 授業を受けたコンビの漫才動画が見られるページもある。 『漫才入門』ウケる笑…

催眠術をかける気はさらさらないが『催眠術のかけ方』を学んだ

『催眠術のかけ方』読んだ。 感想 催眠術はテレビでしか見たことがないので、そういうヤラセのエンターテイメントだという認識だった。 つまり、催眠術は嘘だと思ってたが、この『催眠術のかけ方』を読んで、もしかしたら本当 "かも" と思うようになった。 …

人文系学部の東大生が全員読んでいる『知の技法』

『知の技法―東京大学教養学部「基礎演習」テキスト』読んだ。 教授が、それぞれの研究のはじめ方や研究の流れ、研究の面白さを『知の技法』として語っている。20名程度の教授が参加しており、分野は歴史や統計、翻訳や解釈など多岐にわたる。特に、高橋氏が…

人類は衰退しましたは近代を超えた!?

『人類は衰退しました 1 (ガガガ文庫)』読んだ。 あらすじ 人類が衰退して、妖精が現れるようになった世界。妖精と人間の間を取り持つ調停官となったヒロインが、妖精と交流を深めるお話。 感想 妖精が可愛い。妖精と『よつばと! 』のよつばが重なった。 『…

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』は下ネタだらけ

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)』読んだ。 あらすじ 青少年を健全に育成するための法律「公序良俗健全育成法」により、アダルトビデオやエロ本の禁止どころか、適切な性教育すらも行われなくなった世界のお話。 その健全すぎる世界…

官能小説は思った以上に奥が深い

『教養としての官能小説案内 (ちくま新書)』を読んだ。 官能小説は想像していた以上に奥が深い。官能小説自体はほとんど読んだことがなく、卑猥な単語を比喩を用いて表現する小説というイメージがあった。 それぞれの官能小説作家の説明と引用文があって、違…

自己責任時代の思考表現技術とは『ディベート』だ

『ザ・ディベート―自己責任時代の思考・表現技術 (ちくま新書)』を読んだ ディベートのメリット 相手の立場に立つ事で思わぬ思念が開け議論が深まる ディベートは交渉力養成の手段として不可欠 ディベートをやらないと、 「自分の立場からしかものを見ず、自…

頭を鍛えるディベート入門

『頭を鍛えるディベート入門 (ブルーバックス)』を読んだ。 ディベート(debate) 本書でのディベートの定義一つの論題に対し、2 チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、自分たちの議論の優位性を聞き手に理解してもらうことを意図したうえで…

「トゥールミンロジック」と「共感覚」で超人脳を作る

現代ディベートの基本は「トゥールミンロジック」 三段論法(形式論理)では不十分 p→q、q→r、p→r のような論理 実社会における論理工作の手段としては適さないため 「トゥールミンロジック」の三角ロジック→データ、ワラント、クレームの3つ 1. D論理 (デー…