読書

『優>良>可>不可』で本を評価してます。

TOEIC点数:600
gttkoのTotalとgttkoのReadingとgttkoのListening

食べる人類誌

『食べる人類誌―火の発見からファーストフードの蔓延まで』を読んだ。 長い。読むのにすごく時間がかかった。 内容は面白かった。人類の歴史を食べ物という切り口から述べている本。 原始時代から現代までの、食べ物に関する考え方が変わっていくイメージが…

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』は下ネタだらけ

『下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)』読んだ。 あらすじ 青少年を健全に育成するための法律「公序良俗健全育成法」により、アダルトビデオやエロ本の禁止どころか、適切な性教育すらも行われなくなった世界のお話。 その健全すぎる世界…

官能小説は思った以上に奥が深い

『教養としての官能小説案内 (ちくま新書)』を読んだ。 官能小説は想像していた以上に奥が深い。官能小説自体はほとんど読んだことがなく、卑猥な単語を比喩を用いて表現する小説というイメージがあった。 それぞれの官能小説作家の説明と引用文があって、違…

美少女、バトル、エンジニアリング。『アイドライジング!』

『アイドライジング! (電撃文庫)』読んだ。 あらすじ 着用するだけで身体能力を高め、特殊効果を発揮することができる、日本企業の技術の詰まったバトルドレスを身につけた美少女がファンタジックなプロレスをする話。 感想 あらすじを読まずに購入したため…

絶対音感は音楽家に不要

『絶対音感 (新潮文庫)』読んだ。 絶対音感は音楽家にとって必須のスキルだと考えていたが、絶対音感を持たない音楽家もいるし、さらに絶対音感が音楽活動に悪影響を与えていることがあることを初めて知った。 絶対音感とは、"音が一定範囲の周波数にあると…

美少女、パンチラ、カポエイラ。『トルネード!』

『トルネード! (HJ文庫)』を読んだ。 あらすじ カポエイラの使い手の美少女が、学園内最強トーナメントに参加するお話。 感想 蹴りの軌道が書ききれていないイメージ。突きや投げ技ならば、直線的で文章で表現しやすい。しかし、特にカポエイラのような多彩…

今日から始める思考のダイエット

『今日から始める思考のダイエット』を読んだ。 中身がない本だった。 広告ディレクターの方法論的な本でもなく、ライフハック系の自己啓発書でもなく、著者の自慢話のまとめっぽい本。 デザインのキーワード シンプル クリア ボールド キャラクタ作りのコツ…

ヒクソン・グレイシー『無敗の法則』

『ヒクソン・グレイシー 無敗の法則』を読んだ。 外国に染まらなかった。カリフォルニアは仕事と家で対応が変わる。 ほとんどの人が貧しいブラジルでは、『物事をどうみるか、どれだけ理解できるか、どう感じるか。』が重要で、仕事と家では判断されない。 …

勝ち続ける力とは何か

『勝ち続ける力 (新潮文庫)』を読んだ。 翻訳家の柳瀬尚紀氏と棋士の羽生善治氏の対談羽生さんの勝負に対する考え方をテーマにしたもの 将棋と翻訳の共通項に語る部分がおもしろい メモ ・「耳が動かないのは人間だけである。あらゆる動物の耳は動く」 ・プ…

ビジネス書大バカ事典

『ビジネス書大バカ事典』読んだ。 Amazonで☆3.5とまあまあの評価だが、酷い内容。ビジネス書の揚げ足を取っているだけで何も中身が無い。 胡散臭いビジネス書に関して、文章を引用して否定するだけ 私も本田K、やK間K代など胡散臭いビジネス書には懐疑的だ…

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか

『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)』読んだ。 日本料理は細分化されているフランス料理や中華料理はフランス料理屋、中華料理店と1つの店で簡潔するが、日本料理屋は焼き鳥屋、寿司屋、うどん屋など個別の店となっている。 この本も偏りす…

日本人はなぜ日本のことを知らないのか

『日本人はなぜ日本のことを知らないのか (PHP新書)』読んだ。 日本人はなぜ日本のことを知らないのか→教科書に乗ってないから →なぜ教科書に載っていないのか→占領国の陰謀 以上。 内容の殆どは日本の歴史に関すること。 タイトルと内容が一致していない。 …

ドナービジネス

『ドナービジネス (新潮文庫)』読んだ。 臓器や胎児、卵子売買それにまつわるビジネスなどドナービジネス関係のダークな部分に書かれた1冊。 これは酷い。ダメ。駄作。 低俗な新聞の性告白系記事のテーマをドナービジネスにしただけ。ノンフィクションになっ…

人はいかに学ぶか

『人はいかに学ぶか―日常的認知の世界』を読んだ。 サルの仲間は学習する動物クジラは水中生活に便利なように体型が進化し、ライオンは獲物をとらえるために敏捷で鋭い牙や爪を備えている。ある特定の環境で種族を維持していくために特化している。しかし、…

議論が上手くなるには、反論の技術を磨くことだ

『反論の技術―その意義と訓練方法』を読んだ。 反論の2つの型(アリストテレスによる) 1. アンティシュロギスモス (相手の主張と反対の主張を論証すること) 2. エンスタシス (相手の主張を支える論証を切り崩すこと) アンティシュロギスモスは「主張」型反論 …

自己責任時代の思考表現技術とは『ディベート』だ

『ザ・ディベート―自己責任時代の思考・表現技術 (ちくま新書)』を読んだ ディベートのメリット 相手の立場に立つ事で思わぬ思念が開け議論が深まる ディベートは交渉力養成の手段として不可欠 ディベートをやらないと、 「自分の立場からしかものを見ず、自…

頭を鍛えるディベート入門

『頭を鍛えるディベート入門 (ブルーバックス)』を読んだ。 ディベート(debate) 本書でのディベートの定義一つの論題に対し、2 チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、自分たちの議論の優位性を聞き手に理解してもらうことを意図したうえで…

「トゥールミンロジック」と「共感覚」で超人脳を作る

現代ディベートの基本は「トゥールミンロジック」 三段論法(形式論理)では不十分 p→q、q→r、p→r のような論理 実社会における論理工作の手段としては適さないため 「トゥールミンロジック」の三角ロジック→データ、ワラント、クレームの3つ 1. D論理 (デー…

論理的思考をするには英語的思考をする必要がある

日本人は論理的思考が苦手である。 それは日本の本音と建前の文化が原因である。 有名な話であるが、日本人が会話をスムーズにするための「すみません」はアメリカ人には自分の非を認めることであるし、謙遜で使う「つまらないものですが」は、不良品なもの…